市販のルーを使わず、スパイスからカレーを作ることを覚えたTake4です。
以前に下記の記事を書きました。
上記は、
と思って、チャレンジしたレシピです。
実際に作って食べてみたところ、予想以上においしくできました。
そして、今度は下記のように考えました。
自分は元々凝り性なので、やり出すととことん突き詰めたくなるんですよね…(笑)。
そんなわけで、今回は煮込むビールをクラフトビールに変更し、市販のルーを使わずカレーを作ってみました。
今回も前回同様、しっかりとビールの特徴が出るカレーになりましたよ。
同時に、改善の余地も見つかったので、改めて再チャレンジしたいかなと…。
ビールとカレーの組み合わせが好きな人は、試してみる価値ありますよ。
クラフトビールで煮込んだカレーの材料
今回作るカレーの材料は、以下の通り。
- 豚バラブロック(350gほど)
※好みによっては、鶏もも肉でもOK。 - たまねぎ(1個)
- ピーマン(2個)
- にんじん(1個)
- トマト(1個)
- パクチー(2〜3本)
※苦手な方は入れなくてもOK。 - クラフトビール(350ml)
※味がライトなビールよりもしっかりとボディを感じるビールがオススメ。 - おろししょうが(チューブでOK)
- おろしにんにく(チューブでOK)
- 塩(小さじ1〜2杯)
- オリーブオイル(大さじ3〜4杯)
- コリアンダーパウダー
- クミンパウダー
- ターメリックパウダー
- クローブパウダー
- チリペッパー(カイエンペッパー)
- クミンシード
使うスパイスも含めると、なかなかのボリュームになりますね。
でも、どれもスーパーなどで手に入る材料なので、ご安心を。
ちなみに、今回は野菜とビールの水分を使うので、水は使いません。
そして、今回使うクラフトビールは、ヤッホーブルーイングのインドの青鬼を選びました。
スタイルはIPA(インディアペールエール)なので、ホップの香りと苦味が効いているのが特徴。
さらに、モルトの甘味も効いているので、「カレーに使うとコクが出そう!」と思ったのが選んだ理由ですね。
クラフトビールの中では値段も手頃で、ローソンなどで手に入れやすいのもちょうどいい!
クラフトビールで煮込んだカレーの作り方
それでは順番に作り方を解説していきます。
①野菜を一通り洗っておく
これはタイトルの通りですね。
一度に全部の野菜をまとめて洗わなくても、その野菜を切る前に洗えばOKですよ(自分もそうしています)。
②野菜を切る
洗った野菜から順番に切っていきます。
今回は野菜の食感を味わいたいので、大きめに切っていますが、お好みで細かく切ってもOKです。
ピーマンはこれくらいのサイズで。
にんじんは皮をむかずに乱切りに。
たまねぎはみじん切りにします。
自分が切ったのは、一般的なみじん切りよりもだいぶ大きめですね…。
でも、これくらいでも問題ないですよ。
パクチーは葉の部分と茎や根の部分に分けます。
ピンクや白色の根の部分もいい感じに香りが立つので、捨てずに残しておきましょう。
トマトもこれくらいのサイズに切ればOK。
以上で、野菜のカットは完了です。
③肉を切る
次に肉を切ります。
野菜同様、少し大きめに切ります。
油の部分はお好みですが、自分は捨てずに入れていますね。
④ベースとなるスパイスを調合する
今回は市販のルーを使わないので、ルーの素になるスパイスを調合します。
調合と言っても、そんなに難しくないのでご安心を。
上記の写真のようにスパイスを入れる器と計量スプーンがあれば、大丈夫です。
スパイスの量は好みになりますが、今回は下記の量で入れました。
- ターメリック(大さじ1杯)
- クミン(大さじ1杯)
- コリアンダー(大さじ1杯)
- クローブ(小さじ1/3杯)
- チリペッパー(小さじ1/4杯)
香りを強くしたいなら、クミンとコリアンダーを大さじ1.5〜2杯くらいにしてもOKですね。
また、辛いのが好きな方は、チリペッパーの量を増やしましょう(自分はあまり辛くしたくないので控えめです…笑)。
すべて入れると、上記のような感じになります。
ちなみに、かき混ぜる必要はないですよ。
⑤香りを立たせるための合わせ調味料を作る
パウダースパイス以外でさらに香りを立たせるために、パクチー、にんにく、しょうが、クミンシードで合わせ調味料にします。
- ②で切ったパクチーの根と茎の部分
- おろししょうが(チューブから1しぼり)
- おろしにんにく(チューブから1しぼり)
- クミンシード(小さじ1杯)
こちらも、スパイス同様にかき混ぜる必要はありません。
ここまでで、具材の準備は一通り完了です。
⑥油を入れてフライパンを熱する
具材の準備が終わったら、フライパンにオリーブオイルを大さじ3〜4杯入れて強火で温めていきます。
2〜3分程度で十分温まるはずです。
ちなみに、自分が使っているフライパンはティファールのフライパン。耐久性がよくて熱ムラも少ないので、オススメですよ!
⑦合わせ調味料を入れて香りを立たせる
フライパンが十分に温まったら、⑤で用意した合わせ調味料を入れます。
火が強すぎると焦げるので、少し火力を落として油に絡めるように炒めます。
入れるとわかりますが、とてもいい香りが立ちますよ。
香りが立ってきたらOKです。
⑧たまねぎを炒める
合わせ調味料で香りを立たせたら、たまねぎを入れて、まぜながら炒めます。
たまねぎの色が変わってきたらOKです。
⑧にんじんとトマトを炒める
次に、にんじんとトマトを入れます。
上記のように、全体がしんなりとして、水分が飛んできたらOKです。
⑨一度火を弱めてスパイスを入れる
ここまできたら、いよいよ④で調合したスパイスを入れます。
ただし、スパイスを入れる前に必ず一度火を弱くしましょう。
理由は、スパイスは焦げやすいから。
せっかくのカレーを台無しにしないためにも注意ですね。
スパイスを入れたら、弱火にしたままでまぜ炒めします。
野菜とスパイスがある程度なじんできたら、中火くらいまで戻してOKですよ。
⑩肉を炒めてピーマンを入れる
野菜とスパイスがなじんできたら、豚肉とピーマンを入れます。
まずは豚肉を入れて、少し色が変わるまで炒めます。
次にピーマンを入れます。
念のため説明すると、ピーマンの色味を残したいので、このタイミングで入れていますよ。
ちなみに、この後煮込むので、肉もピーマンもしっかり炒めなくても大丈夫。
少ししんなりするくらいでOKです。
⑪ビールと塩を入れて煮込む
ここまで来たら、いよいよビールの出番です。
ビールを入れると、見事に泡立ちますね。
次に塩を小さじ1杯加えます。
そして、かきまぜながら、煮立たせます。
煮立ってきたら、弱火にして蓋をして20分ほど煮込みます。
20分経ったら、蓋を取ります。
いい感じの色と煮込み具合になりましたね。
味見をして、塩気が足りない場合は塩を足して味を整えます。
ちなみに、自分が作ったときは、塩を足さなくても問題ないくらいでしたよ。
味が整ったら、火を止めて完成です!
クラフトビールで煮込んだカレーを実食
上記の写真では、カレーにパクチーの葉の部分を、ライスにパセリパウダーを載せています。
さっそく、完成したカレーを食べてみると、インドの青鬼の苦味がいいアクセントに。
まさにビール好きのためのカレー、食べるビール!
そうなると、ビールもいっしょに欲しくなりますよね。
もちろん、相性バツグンです!
ちなみに、上記の写真でビールを飲むときに使っているグラスはシュピゲラウのグラス。
ビールの香りをよりしっかりと味わえるオススメのグラスです。
クラフトビールで煮込んだカレー改善点
今回のカレーは、おいしく食べることができました。
しかし、以下の点を改善すると、さらにおいしく食べられそうです。
- 調合するスパイスの配分を変える。香りの役目であるコリアンダーとクミンを増やす、色味のターメリックは減らすなど。
- 肉が少し固めな印象を受けたので、肉を使うビールに一晩漬けてみる(漬けたビールは、そのままいっしょに煮込めば無駄にならない)。
次回試してみたいと思います!
クラフトビールで煮込んだカレーまとめ
- 材料はスーパーなどで手に入るものでOKなので、作りやすい。
- 使うクラフトビールの特徴が出るので、ライトな味のビールよりもしっかり味でコクがあるビールの方がオススメ(液色が茶色〜黒色など)。
- スパイスの配合はお好みで(香りを強くしたいなら、クミンやコリアンダーを多めなど)。
- 使ったビールとのペアリングは相性バツグン。
- 肉を入れる場合は、あらかじめビールで漬けておくとより柔らかく味わいが出る可能性あり。
前回のビールカレーに続き、今回もおもしろい挑戦ができました。
ビールとカレーが好きな人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。