家で飲むときもクラフトビール率の高いTake4です。
今回は先日（2019年5月21日）に発売されたばかりのヤッホーブルーイング（長野）のクラフトビール、『僕ビール、君ビール。満天クライマー』（以下、満天クライマー）を飲んだレビューです。
結論から言うと、上品だけどキレ味鋭いツッコミをしてくる、サバサバしたお姉さんのような味でした。
トロピカルな香りとキレ味の二面性
満天クライマーをグラスに注いでみると、色はやや淡い黄色。そして、缶のデザインもポップです。
グラスを近づけてみると、柑橘感のあるトロピカルな香りが飲みたい欲をかき立てます。
一口飲んでみると、華やかな香りとは裏腹に、甘さはほぼなく、ドライ（辛口）な味。
ただし、ドライと言っても、苦味が強いわけではなく、シャープですっきりとした後味です。
まさに辛口なスパークリングワインを彷彿とさせる味。
ビールの苦味が苦手な人でも飲みやすい苦さだし、ビール好きにも飲み飽きしない味！
また、クラフトビールは、温度の変化で味が変わるものも多いので、少し時間をおいて飲んでみました。
大きな味の変化はなかったけど、少し後味のドライ感が増す印象！
サンフランシスコ発の新たなスタイルBrut（ブリュット） IPA
製造元のヤッホーブルーイング公式サイトでは、満天クライマーの味について、下記のように解説されています。
一言で例えるなら、香りは女性的だけど、味は男性的な不思議なビール！柑橘類やパッションフルーツのような爽やかな甘い香りが特徴的です。」この香りがあることで、ビールにはほとんど糖分を残していないにも関わらず、甘みを感じることができます！
さらに、少し強めにした炭酸によって、シャンパンの表現でよく使われる「辛口」の意味である「Brut(ブリュット)」らしい、あとに引かない爽快なキレの良さを演出しています。鮮烈な香りがありながら、口当たりは軽く、喉越しの良いビールに仕上げました。
引用元：https://yohobrewing.com/bokukimi/
「香りは女性的で味は男性的」とは、うまい表現。まさにピッタリな例えです。
ちなみに、缶の側面にも似たような表現が書いてあります。
このように、「ブリュット」という言葉が何度か出てきますが、満天クライマーのスタイルは、ブリュットIPAというスタイルです。
ヤッホーブルーイング公式サイトにも載っているように、ブリュットIPAは、アメリカの西海岸にあるサンフランシスコ発のスタイルで、クラフトビール業界でもまだ新しいスタイル。
ちなみに、自分は満天クライマーを飲む前に、ブリュットIPAスタイルのビールを2種類ほど飲んだことがあります。
田沢湖ビール（秋田）のスノーブリュットIPA
シエラネバダブルーイング（カリフォルニア）のBRUT IPA
共通していたのは、やはり後味がドライで甘くないという点でした。
料理との相性も○
満天クライマーは、上品だけどキレ味鋭いツッコミをしてくる、サバサバしたお姉さんのような味と冒頭で伝えた理由がわかっていただけたでしょうか？
料理とのペアリングとしては、味に癖が少なく、辛口なシャンパンやスパークリングワインに近い後味なので、魚介料理にはもちろん、他の料理にも合わせやすいです。
まだ試していませんが、ビール自体に甘みがほとんどないので、スイーツとのペアリングも悪くなさそう。
ローソンで数量限定発売なので、ぜひお近くのローソンで手にとってみてください！
