昔は瞬間湯沸かし器だったTake4です。
仕事でもプライベートでも、日々生活していると、ついイライラしてしまうことってありますよね。
自分もかつては些細なことでよく腹を立てていました。
でも、近年はそうでもありません。
その原因を自分なりに考えてみたところ、一つの答えに辿り着きました。
それは、イライラは人に「こうして欲しい」と思う気持ちから来るということです。
コントロールできるのは他人ではなく、自分だけ。
もしくは、自分が行動することで変えられる環境だけです。
自分の体験を例に出しながら、解説しますね。
Case1:頼りない相手と一緒に仕事をしてイライラ
会社員時代の話です。
当時、自分は東京に本社があるWeb制作会社で働いていました。
自分がいたのは札幌支社です。
その会社は、お客さんとのやり取りは本社の人が対応し、支社は本社の指示で制作を進めるという体制でした。
そのため、本社とのやり取りは電話、メール、Chatworkになります。
今思うと、リモートワークに近いですね。
自分基準の「こうして欲しい」が多いとイライラする
案件ごとに本社の担当者は違いますが、本社にもいろいろな人がいます。
ベテランでやり取りもスムーズにできる人から、そうじゃない人まで。
前者の場合はよいとして、問題は後者の場合です。
後者に当たった場合、当時の自分の心の声は以下の通り。
- 「こっちが質問していることに対して、的外れな回答しか返ってこないんだけど、バカなの?」
- 「どうして同じWeb業界で働いているのに、自分の言っていることがわからないの?おかしくね?」
- 「というか、こいつお客さんの言ってること丸投げしてるだけじゃね?ちゃんと内容整理して送ってこいって」
上記のような感じで、当時はよくイライラしていました。
でも、よく見てみると、どれも相手に対して自分基準の「こうして欲しい」という感情で溢れています。
相手への「こうして欲しい」を捨てることでイライラ軽減
今自分が考えるイライラしない対応としては、以下の通り。
- 的外れな回答しか返ってこない、Web業界の基本を知らない人に対して
→理解力が足りない人だと思い、こちらの質問の仕方や表現を変えてみる。 - お客さんの言っていることを丸投げしてくる人に対して
→内容整理ができない人だと思い、こちらで内容を整理して提案する。
一見、こちら側の負担が大きくなっているように見えます。
「それじゃ、ますますイライラするじゃないか!」と思うかもしれません。
しかし、考え方を変えてみましょう。
最初から相手ができない人だと割り切って仕事を進めていれば、期待していない分、自分の感情が大きく変化することもありません。
相手に対する「こうして欲しい」を捨てるわけです。
「こうして欲しい」をしてくれない人だと思って仕事を進めれば、想定外も起きにくくなります。
もちろん、仕事を進めるにあたって本当に必要な内容(スケジュールや要件など)は、しっかり確認することが大前提です。
でも、あまりにも負担が大きすぎると感じるなら、最終手段ですが、職場を移るのもありです。
Case2:いつも待ち合わせに遅れてくるメンバーにイライラ
音楽活動をしていた頃の話です。
当時、自分ともう一人の相方と二人でデュオを組んでいました。
自分が主に作曲と楽器演奏を担当し、相方はボーカル担当です。
最初はライブに出演させてもらえる場所を地道に交渉していましたが、幸いなことに、徐々に知名度が上がっていき、いろいろと出演の誘いをいただけるように。
実際、相方の実力は、自分も一目おいていました。
自分基準の「こうして欲しい」が原因でイライラ
しかし、相方には気になるところが。
それは、いつも待ち合わせの時間に遅れてくる点です。
最初はたまたま事情があったせいと思っていましたが、待ち合わせの度に遅刻する始末。
しかも、5分10分ではなく、30分以上遅れることもザラです。
さすがにこのままだと、今後のライブやイベント出演にも差し支えるので、どうにか時間を守ってもらいたいというのが正直なところ。
そのため、相方に遅刻の理由を聞いたり、時間を守るようにお願いしたりしてみました。
しかし、納得できる理由は聞けず、お願いの効果もむなしく、その後も相方の遅刻は繰り返され…。
だんだんと、自分のイライラが募っていきます。
当時の自分の心の声は以下。
ここでも、相方に対して自分基準の「こうして欲しい」という感情が見てとれます。
遅刻を想定した予定にすることでイライラを軽減
当時のせっぱつまった心境は以下の通り。
正直、一歩間違えれば、すぐに解散していたでしょう。
しかし、ある解決策を見つけます。
そっか、相方が待ち合わせに遅れてくることがわかっているなら、待ち合わせ時間自体を最初から早めにしておけばいいんだ!
その日から、本当に待ち合わせたい時間より30分早い時間を、待ち合わせ時間として相方に伝えるようにしました。
たとえば、11:00に待ち合わせたいなら、10:30を待ち合わせ時間として伝える感じです。
その場合、実際に自分が着く時間は、その間の10:40〜10:50くらいにします。
すると、相方の到着をそれほど待つこともなくなり、円満な雰囲気で活動を続けることができました。
こうして、相方に対する「遅刻しないで欲しい」という感情を捨て、「遅刻するもの」と割り切り、想定した予定を組むことで、イライラが圧倒的に軽減です。
他人はコントロールできない思えば、腹も立たない
ここまで自分の過去の具体例をもとに解説してきましたが、イライラは人に「こうして欲しい」と思う気持ちから来ます。
催眠術師でもない限り、他人はコントロールできません。
繰り返しますが、コントロールできるのは他人ではなく、自分だけ。
もしくは、自分が行動することで変えられる環境だけです。
考え方を変えて、自分がコントロールできることだけを考えれば、イライラやストレスは減らせるはずですよ。