以前はプレゼンが苦手だったTake4です。
前回、『プレゼンを成功させるコツ』という記事を書きました。
上記はプレゼンの進行や準備などについての内容がメインです。
でも、プレゼンには資料も欠かせません。
プレゼンが成功するかどうかは、資料で9割決まると言っても過言ではないと思っています。
どんなに話し方が上手な人でも、資料の内容がよくないと伝わるものも伝わりませんからね…。
そこで、今回はプレゼンで使う資料にフォーカスし、
をまとめてみました。
こんな人にオススメ!
- プレゼンの資料の構成をどうすべきか迷ってしまう。
- 話すことに抵抗はないけど、資料作りが苦手…。
- プレゼンをしてもイマイチ内容が伝わっていない気がする。
上記の悩みを抱えている人に参考になる内容ですよ。
キーワードは「見る側の立場に立つ」です。
※ちなみに、プレゼンツールの代表格であるパワーポイントやキーノートなどの使い方を解説しているわけではありませんので、ご了承ください。
伝わりやすいプレゼン資料を作るコツ① – 文章を詰め込みすぎない
プレゼンの資料を作るときに大事なことは、文章を詰め込みすぎないこと。
1つのスライドに、びっちりと文章が入っている資料を見たことがありませんか?
どんなに大きな画面で資料を見せてくれたとしても、文字量が多すぎると、見る側は読むのが苦痛になり、頭に入ってきにくいもの。
自分も例外に漏れず同じで、ひどいときは眠くなっちゃいます…。
さらに、文章量が増えるともう1つのデメリットが。
それは、スライドの文字サイズを小さくせざるを得ないので、ますます見る側にやさしくない資料になります。
と思って、いざ作ってみると、張り切って作る人ほど陥りやすいんですよね。
そうならないためのポイントとしては…
- 箇条書きを使う。
- 資料に載せる文章は簡潔な文章にして、話し言葉で補足する。
- 場合によっては、1スライドにキャッチフレーズや見出しをドンと真ん中に配置でもOK。
上記のようにすると、文章量を減らせますよ。
スライドの文章を減らすことで、資料をそのまま棒読みするプレゼンも防げます!
伝わりやすいプレゼン資料を作るコツ② – 1スライド1テーマで
プレゼンの資料を作り込んでいくと、
とつい思いがち。
でも、ちょっと待ってください。
あれもこれも載せると、結局1スライドあたりの文章量も増えてしまいますよね。
そうなると、やはり見る側にやさしくありません。
そこで、原則として1スライド1テーマで作ることをオススメします。
たとえば、「目的とターゲット」で1スライドにせず、「目的」と「ターゲット」にスライドを分ける感じです。
そうすると、1スライドに載せるボリュームがちょうどよくなるんですね。
それでも載せる量が多いと感じたら、そのスライドは2つ以上のスライドに分割できると考えて、ほぼ間違いありません。
スライドの総数は増えてもOK!1スライドあたりのボリュームを少なくすると、伝わりやすさにつながりますよ。
伝わりやすいプレゼン資料を作るコツ③ – 結論は最初に
プレゼンに限らずですが、文章を書いていると、結論は最後に持っていきたくなりますよね。
自分も昔はそうでした。
でも、人間の集中力って意外と続かないんです。
あまり結論が先延ばしになっていると、最後の結論に辿り着くまでに飽きられてしまうことがあります。
なので、
など資料の前半で結論を伝えてしまいましょう。
そうすることで、主旨を最初に伝えられます。
資料を作る側としても、その後に根拠や具体例を説明しやすい流れができますよね。
結論→根拠→結論と最初と最後で結論をダメ押しすることで、説得力も生まれやすくなるという狙いです。
自分は結論ファースト推し!
伝わりやすいプレゼン資料を作るコツ④ – スライドのデザインは最後でOK
プレゼンの資料を作っていると、文章や図だけでなく、スライド自体のデザインにもこだわりたくなってきます。
もちろん、余裕がある人はとことんこだわってもらってOKです。
見た目がよいに越したことはないですからね。
しかし、プレゼンはスライドのデザインではなく、伝えたいことが伝わっているかがもっとも大事。
伝えたいことを伝えやすくするためのデザインなら歓迎ですが、内容よりもスライドの装飾に目が行くようでは本末転倒です。
なので、スライドのデザインは資料作りの最後にしましょう。
資料の内容をしっかりと作ってからでも遅くはありませんからね。
極論ですが、プレゼンツールに用意されているテンプレデザインでもOK!
伝わりやすいプレゼン資料を作るコツまとめ
- プレゼンの資料でまず大事なことは、文章を詰め込みすぎないこと。話し言葉で補うことを想定した文章量に。
- 1スライド1テーマにすると、内容もすっきりして伝わりやすくなる。スライド総数は増えてもOK。
- 資料の前半で結論を伝えておくことで、見る側にも資料を作る側にもやさしいプレゼン資料になる。
- スライドのデザインにこだわるのは、資料の中身がしっかりできてからでも遅くない。最悪、テンプレデザインでもOK。
記事の冒頭で伝えた「見る側の立場に立つ」というキーワードを覚えているでしょうか?
見る側にやさしい資料というのが、そのまま伝わりやすいプレゼン資料につながります。
プレゼン資料はいろいろな場面で作る機会が多いですよね。
そんなときに、少しでもお役に立てれば幸いです。