Webクリエイター養成スクールで講師をしているTake4です。
突然ですが、何かわからないことがあって困っている人があなたに質問してきたシーンを想像してみてください。
そんなとき、あなたは教えるのに苦労した経験はありませんか?
- 頭の中では内容を理解しているのに、相手にうまく伝えられない。
- ちゃんと教えたはずなのに、相手が理解できていない。
- 相手の理解が悪いと、ついイライラしてしまう。
自分も今でこそ教える仕事に慣れていますが、かつては同じ苦労を味わいました。
一生懸命説明したつもりなのに、相手にわかってもらえないのは、つらいですよね。
そこで自分の経験に基づき、「ここを押さえれば、わかりやすく教えられる!」という3つのステップを紹介します。
簡単に言うと、相手が知りたいことをしっかり把握→深掘り→伝えるの流れでOK。
決して難しいことではないので、1つずつ見ていきましょう!
教えるのが上手になるステップ① – まずは相手の話をしっかり聞こう
あなたに教えて欲しい人は、わからないから聞いてきています。
まずは、相手が何がわからなくて、どういう答えを求めているかをしっかり把握することからスタートです。
たとえば、こんなやり取りを想像してみてください。
このように、相手の求めている答えを具体的に確認しましょう。
そうすることで、あなたと相手が目指すゴール(=質問への回答)への認識を合わせることができます。
逆に、ここをしっかりと理解できていないと、相手が求めている答えとまったく見当違いな答えを出してしまうことに…。
教えるのが上手になるステップ② – 質問内容を深掘りして相手の理解度を知ろう
相手の質問内容を把握できたら、あなたはすぐにその答えを言いたくなるかもしれません。
もちろん、あなたや相手に時間的な余裕がなく急いでいる場合は、このステップを飛ばして、すぐに答えを教えた方がよいです。
でも、特に事情がないのであれば、答えをすぐに教えるのを待ちましょう。
なぜなら、相手にすぐに答えを与えてしまうと、相手から考える機会を奪ってしまうから。
そうなると、本当の意味で相手の身にならないことが多く、しばらくした後に、また同じ内容を質問される可能性もあります。
そのため、答えを教える前に、求めている答えに対して、相手がどこまで理解できているかを考えてもらいましょう。
今度は、こんなやり取りを想像してみてください。
こんな感じで、質問した人に逆質問するイメージです。
このステップを踏むことで、質問してきた相手にも頭を働かせてもらうことができますよね。
さらに、教えるあなたも相手の理解度が把握できるという一石二鳥な効果が期待できますよ。
教えるのが上手になるステップ③ – 専門用語や横文字は極力使わずに
相手の状況と理解度が把握できたら、ここで初めてあなたから答えを説明します。
説明するときには、専門用語や横文字を極力使わないことが大事。
ある程度の知識や経験を持つと、つい専門用語や横文字を使いたくなりますよね。
でも、ちょっと考えてみてください。
質問しにきている人は、わからないから聞いてきています。
そのため、なるべく噛み砕いて説明することが一番。
すると、相手があなたの教えた内容を理解することにつながり、お互いハッピーになれますよ。
さらに、その企画を考えた理由や背景、その企画を生かせる根拠、その企画を実現するのに必要なスケジュール・人員・金額も盛り込む必要があります。
使うツールはパワーポイントで作りましょう。」
少し極端な例かもしれませんが、どちらの方がわかりやすいでしょうか?
明らかに後者ですよね。
ちなみに、どうしても専門用語や横文字を使わざるを得ないときもあるはず。
そんなときは、専門用語や横文字に解説や補足もいっしょに添えてあげると、相手に伝わりやすくなりますよ。
相手が理解できない原因はあなたのせいかも?
あなたが一生懸命教えても、相手になかなか理解してもらえないこともあると思います。
そんなときは、ついイライラしたり、感情的になってしまったりするもの。
でも、ちょっと待ってください。
相手がなかなか理解してくれないのは、あなたの教え方に原因があるかもしれません。
そんなときは、別の教え方や説明の仕方がないかを考えてみましょう。
教えるのが上手になるには段階を踏んで教えることが大切
ここまで紹介したように、人に教えるには段階を踏んで教えることが大切です。
基本は、相手が知りたいことをしっかり把握→深掘り→伝えるの流れ。
これを意識するだけで、今まで教えることが上手くいかなかった人も、確実に相手に理解してもらいやすくなるはず。
教えることに苦手意識がある人も、ぜひ実践してみてください!