三度の飯よりビールが好きなTake4(@take4_t2)です。
ビールが好きな人なら、こんな疑問を感じたことはありませんか?
- 「ビールって、どんなふうに作られているんだろう?」
- 「ビールの材料ってなんだろう?」
- 「ビールの工場見学って、どんなことができるんだろう?」
そこで、実際にビールを製造している工場に足を運んできたので、レポにしました。
今回訪れたのは、札幌市内にあるアサヒビール北海道工場です。
大手ならではの大規模な設備はもちろん、施設内もすごくきれいで、満足度の高い工場見学でした。
アサヒビール北海道工場を見学するには?
工場を見学するには、事前に予約が必要です。
予約は、電話とWebのどちらからでもOK。
ちなみに、参加費は無料です。
電話で予約する場合
電話:011-863-3515
電話受付時間:9:00〜17:00
Webから申し込む場合は、下記の公式サイトから予約できます。
アサヒビール北海道工場へのアクセス
アサヒビール北海道工場は札幌市内の白石区にあります。
最寄り駅は地下鉄東西線の白石駅か南郷7丁目駅です。
どちらの駅からもほぼ同じくらいの距離にあるので、今回は南郷7丁目駅から向かってみました。
南郷7丁目駅で降りる場合は、2番出口から出ると近いですよ。
駅から地上に出たら、向かって左手の方向へまっすぐ歩きます。
まっすぐ歩くと10分もしないうちに、左手に「Asahi」の文字が見えてきます。
ちなみに、写真にあるのはレストランなので、見学の場合はここから入りません。
なので、左手にレストランが見えてきたら、曲がらずそのまままっすぐ進みましょう。
すると、「工場見学受付」の文字が。
看板にしたがって進んでいくと、入口です。
駅からはずっとまっすぐだし、工場敷地内にある見学受付も迷いにくい場所なので、初めて行く人も安心ですよ!
工場見学受付前の様子
入口に入ると、すぐに受付があります。
受付では予約した名前を伝えればOK。
予約した開始時間になるまで、ロビーをぶらりとしてみます。
ロビーは、日差しが入り込む開放的な雰囲気。
アサヒ製品が買える売店もありました。
予想以上に清潔感があって、きれいな施設!
アサヒビール北海道工場見学の流れ
見学開始の時間になると、女性のスタッフさんが案内してくれました。
映写室
映写室は、こじんまりとした映画館のようなスペースです。
主にアサヒビールがビール作りでこだわっている内容を映像で紹介してくれます。
仕込と煮沸
映像を見た後は、スタッフさんがビールのできあがる工程を順番に案内してくれます。
まずは、仕込の工程からスタート。
実際に使っていた釜も見ることができます。
軽く人が10人以上は入れそうな大きさです。
原料
釜を見学した後は、ビールの原料である大麦とホップに実際に触れることができます。
大麦は試食もできます。
食べてみると、ほのかに甘みがあります。
そして、ホップの香りをかぐことも。
ホップの香りをかいでみると、思ったより苦い香りがしました。
ホップもいろいろな品種がありますね…。
発酵・熟成
原料に触れた後は、発酵と熟成の工程です。
ここで炭酸とアルコールが生まれるので、ビールにとって欠かせない工程ですね。
ここでは映像を交えながら、説明してくれます。
ろ過
発酵と熟成を終えたら、ビールから酵母などを取り除くろ過の工程です。
ここでも映像を使って説明してくれます。
ろ過する前とした後では、ビールの色がまったく違いますね。
実際に使われているろ過の設備も見学できます。
樽詰と缶詰
ろ過の後は、できあがったビールを樽と缶に詰めます。
ちなみに、自分が訪れた日は日曜日だったため、製造ラインが停止していました。
土日祝日は製造ラインが稼働していないので、実際に動いている様子を見たい方は、平日の見学をオススメします。
代わりに、樽詰のイメージ映像をプロジェクションマッピングで見せてくれました。
1樽19リットルとのこと。
缶詰機も止まっていましたが、設備自体を見ることはできました。
この機械で詰められる本数は、なんと1分間で1,500本。
こうしてみると、ものすごい量ですね!
缶詰の工程も映像で見せてくれました。
缶を送ったり包装したりするのも自動化
缶詰があるということは、空き缶も必要になります。
ふたと胴体は別々で、缶詰工程でふたを閉める仕組みです。
こんな感じのコンベアで缶詰工程へ送られます。
他には包装などもすべて自動化されています。
ほぼすべてが自動!
人の力が必要な官能検査
ここまでの工程はほとんど機械任せですが、人力でやっている工程もありました。
それが官能検査。
実際にビールを飲んで味をチェックしているそうです。
この検査員は、味覚が命なので、日頃から食生活を厳しく節制する必要があるとのこと。
お酒を飲む量や辛いものなどの刺激物も制限されるそうです。本当に厳しい!
アサヒビールの歴史、製品、自然環境への取り組みなど
最後は、アサヒビールの歴史を年表で見ることができます。
製品ラインナップも展示されています。
そして、自然環境への取り組みも。
ビールをつくると、たくさんの副産物や廃棄物が出るそうです。
でも、それらをすべて有効活用。
環境に優しい会社で好感が持てますね。
工場見学の締めは試飲タイム
工場見学と言えば、やっぱり試飲ですよね。
「試飲が一番の楽しみ!」という方も、正直多いのではないでしょうか?
もちろん、自分もです。
アサヒビール北海道工場では、3杯までビールを飲むことができます。
最初の1杯は定番商品のスーパードライと決められています。
ちゃんと席も用意されていて、おつまみのおかきまで付いてきます。
できたてのビールは缶で飲むビールより格別においしく感じます!
ちなみに、1杯の量は250ml前後なので、思ったよりしっかりした量。
あと2杯は自由に選ぶことができます。
迷いましたが、北海道工場のみで作っているという琥珀の時間(こはくのとき)をいただきます。
名前の通り、琥珀色。
味は苦味が少なく、麦芽の甘味が特徴です。
そして、最後の3杯目はキンキンに冷えたエクストラコールドをハーフ&ハーフでいただきます。
ハーフ&ハーフですが、色は黒の方が強いですね。
スーパードライが大事にしている「後味が残らないキレのよさ」を存分に感じることができます。
他には、自宅でもできる缶ビールの注ぎ方なども教えてくれました。
全体的には、非常に満足度の高い工場見学でしたが、強いてイマイチな点を挙げるとすれば、試飲する時間が短いこと。
試飲時間は20分弱です。
1杯の量がそこそこ入っているので、無理に3杯飲もうとせず、2杯まで飲めればよいと考えた方がよいでしょう。
自分は欲張って3杯飲みましたが、3杯目は時間切れで、少し残してしまいました…無念。
アサヒビール北海道工場見学のまとめ
- 最寄り駅は地下鉄東西線の南郷7丁目駅か白石駅。どちらで降りてもOK。
- ビールができあがる工程をスタッフさんが丁寧に説明してくれる。
- 製造ラインは平日のみ稼働のため、土日祝日は映像での見学。
- ビールの製造工程だけではなく、アサヒビールとしての取り組みや目指している味も垣間見える。
- 試飲は3杯まで飲めるが、飲める時間が20分ほどなので、3杯飲むのは正直きつい。
ビールが好きな人は、見学に行ってみる価値ありです!